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【症例】保険診療と自費診療を組み合わせたメタルフリー治療

【症例】保険診療と自費診療を組み合わせたメタルフリー治療

2022/06/11 症例

治療概要

治療内容 保険診療と自費診療によるメタルフリー治療 期間 6ヶ月(メタルフリー治療)
治療回数 13回(メタルフリー治療) 費用 保険診療
■コンポジットレジンのインレー 1本 約1,000円、8本 約8,000円

■コンポジットレジンの充填 1本 約1,000円、2本 約2,000円
※検査費、管理費は含まれていません。

自費診療
■オールセラミックスクラウン 1本 88,000円、4本 352,000円

治療前の状態・主訴

森本歯科クリニック|症例|保険診療と自費診療を組み合わせたメタルフリー治療|治療前の歯の画像

患者様は、金属の詰め物・被せ物が入っている歯と、むし歯になっている歯を、すべて白くて自然な歯にしたいとのことで来院されました。お口の中を確認したところ、金属の詰め物・被せ物が入っている歯は上に8本、下に6本入っていました。

患者様に、歯科素材の特徴や費用をお伝えし、治療について詳しくご説明した結果、保険診療と自費診療を組み合わせて治療を行うことになりました。

治療詳細

金属の詰め物・被せ物が入っていた歯(むし歯、または不適合)12本、虫歯になっていた歯2本の治療を行いました。

右上の7・6番、右下の5・6・7番、左上5番、左下5・7番の歯はコンポジットレジン(以下、レジン)のインレー、左上7番、左下6番の歯はレジンの充填にて治療しました(保険診療)。残りの上顎前歯4本は、オールセラミックスクラウンにて治療しました(自費診療)。

ンのインレーの治療(保険診療)

1回目の診療で虫歯の除去、型取りを行いました。その後、2回目の診療でレジンのインレーを装着しました。

<レジンのインレーとは?>
レジン(プラスチック)素材を使った、白いインレー(詰め物)です。
同じく保険適用でできる白い詰め物「CAD/CAM(キャドキャム)インレー(※)」と比べると、素材が柔らかいため欠けやすいですが、治療費用が安価というメリットがあります。

(※)CAD/CAM(キャドキャム)インレーとは
レジン(プラスチック)とセラミック(陶器)を混ぜたハイブリッドレジン素材を、機械で削って作った白い詰め物です。2020年9月より「CAD/CAM(キャドキャム)冠(被せ物)」が一部の歯に対して保険適用可能となり、2022年4月より「CAD/CAM(キャドキャム)インレー(詰め物)」も保険適用となりました(適用には条件があります)。

レジンとCAD/CAM(キャドキャム)の違いについては、下記ページをご覧ください。
2022年4月からメタルフリーの詰め物「CAD/CAMインレー」が保険適用になりました

レジンの充填の治療(保険診療)

虫歯の除去をした後、レジンを充填する処置をしました。4つのブロックに分けて、計8回の治療となりました。

オールセラミックスクラウンの治療(自費診療)

1回目は前歯の差し歯の除去、仮歯セット、本歯の形に近い仮歯を作るための型取りを行いました。
2回目で仮歯セット、3回目で仮歯の形の確認と調整、4回目で型取り。そして5回目でオールセラミックスクラウンをセットしました。

治療後の様子

森本歯科クリニック|症例|保険診療と自費診療を組み合わせたメタルフリー治療|治療後の歯の画像

口腔内の金属の詰め物・被せ物はすべてなくなり、歯科金属が原因でアレルギーを発症するリスクは低減されました。また、ご自身の歯と区別がつかないほど、自然な見た目の歯に仕上がり、気兼ねなくお口を開けて笑ったりお話ししたりいただけるようになりました。

愛媛県松山市の「もりもと歯科クリニック」では、患者様のお話をしっかりとお聞きし、お口の状態や体質に合わせて治療費用・期間を相談し、診療計画を立てております。今回の症例のように自費診療と保険診療を組み合わせて治療することも可能です。

主な副作用・リスク

・レジンのインレーは吸水による変色の可能性があります。
・レジンのインレーはCAD/CAM(キャドキャム)インレーと比べて素材が柔らかいため、破折のリスクがあります。

・セラミックは装着後の破損を防ぐために適切な厚みが必要です。そのため、装着する歯を必要な量だけ削らせていただきます。
・歯を削ったことで歯髄炎が起こる可能性があります。
・歯髄炎が起こった場合、治療回数が増える可能性があります。

<保険診療と自費診療の良いところを組み合わせたメタルフリー治療が可能です>

近年、金属アレルギーを発症する方は増加傾向にあります。金属アレルギーの原因となる歯科金属を取り除いたり、歯科金属を使わない治療を選択したりすることは、全身の健康につながります

保険診療では詰め物・被せ物に使える材質に制限があり、金属の差し歯でしか対応できない部位もありました。しかし5〜6年前から、そういった部位も保険診療にて白い材質で治療できるようになりました(ただし保険適用には条件があるため、診療の際に歯科医師にご相談ください)。

患者様が抱えているアレルギーは金属だけとは限らないので、体との親和性がなるべく高い材質を選ぶことをおすすめします。

愛媛県松山市の「もりもと歯科クリニック」では、全身の健康を意識した歯科医療を行っています。患者様のご希望を伺ってきちんとご相談した上で、今回のように保険診療と自費診療を組み合わせて治療することも可能です。

院長の森本は、金属を使わない「メタルフリー治療」の実績が年間600本以上ございます。患者様に合わせた歯科材質の選定や、歯科金属を取り除く際に金属が体に入らないようにする処置、歯の破折リスクへの配慮も行っています。

さまざまなケースに対応できるよう、患者様に治療の選択肢をご提示しております。各治療のメリット・デメリットをしっかりとご説明し、ご理解いただいてから治療を行っております。

歯やお口周りにお困りの症状や気になることがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

こちらもご参照ください。
全身の健康を考えた治療|金属アレルギー・掌蹠膿疱症専門歯科医療サイト|松山 もりもと歯科クリニック 

もりもと歯科クリニック 歯科医師 森本将史